〜養蜂家視点でのはなし〜
辻養蜂場で飼育しているのは
西洋ミツバチです。
西洋ミツバチはイタリアを原種とするミツバチで、
現在では世界中で飼育され蜂蜜生産と
受粉交配に利用されています。
安定して蜂蜜を採ることができ、
商業的に利用されているのは、
基本的にこの西洋ミツバチになります。
ただ、同じ西洋ミツバチでも地域によって性格には違いがあります。
日本で飼われている西洋ミツバチは比較的おとなしいですが、
南米などでは気性の荒い系統も多く、
少し刺激すると攻撃的になることもあります。
日本には、西洋ミツバチとは別に
日本ミツバチという種類もいます。
日本ミツバチは、もともと日本の自然界に生息していた在来のミツバチで、
分類上は「東洋ミツバチ」の仲間になります。
飼育すること自体は可能ですが、
群れの管理が難しく、
採れる蜂蜜の量も西洋ミツバチのおよそ
10分の1ほどです。
そのため、現在のところ商業利用は難しいのが現実です。
海外には「ハリナシミツバチ」と呼ばれる種類もいますが、こちらも採蜜量が少なく、蜂蜜生産を目的とした利用は限られています。
こうした背景もあり西洋ミツバチは何千年もの間改良されながら
蜂蜜生産と受粉交配に適したミツバチとして育ってきた存在だと言えます。
