
日本では現在の養蜂スタイルが最適解だとはいえ、今後プロの養蜂家の人口も減っていく中でこのままの規模でいいのかという悩みはある。
玉井さんにもその事を話してみたが、アルゼンチンでも更に規模を大きくしていった事で成功したところもあるが、失敗したところも多くあるという。
特にアルゼンチンでは近年、中国への輸出の為、放牧地の栽培形態が蜜源植物のひまわり、アルファルファから大豆中心の栽培へと転換がされていった。
周辺環境が変化し、蜜源植物が減少すると、中途半端に規模を広げ、身動きが取りづらくなった養蜂場から潰れていき、生き残ったのは経費がそこまでかからない小規模な 養蜂場だったという。
(それでも日本と比べるとかなりの規模だが)
規模を広げた結果、外部環境の変化に柔軟に対応出来ずに潰れていくのはかつての恐竜や大型生物の絶滅と同じ道を辿ってしまう。
特に蜂蜜の収量は他の農業と違い定植量に応じて決まるものではなく、周辺の蜜源植物や自然環境の状況によって決まるものである為、リスクは大きい。
規模拡大の機会はあるが、それが養蜂を続けていく為に必要な事なのかはよくよく考えないといけない。
